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2014年10月14日 (火)

分析家の独り言 595(自分の人生を生きる)

 - インテグレーター養成講座1(交流分析2 人生脚本と親の自我状態)- に寄せて No.2

親から子どもに「こう生きなさい」と様々なメッセージが送られます。

そのメッセージが、人生訓となる生き方をシナリオとして渡され、

その人の人生を決めていきます。

ある人は宗教の教えで「徳を積みなさい」「徳を積めば必ず仕合せになる」と言われました。

それは「徳を積まなければ仕合せになれない」と言っていることになります。

「自分はそんなに徳を積んだだろうか」と考えた時、「いや、そんなに徳を積んでいない」となれば、

この人は自分で不幸を選び決定したようなもので、不幸のシナリオを生きることになります。

またある人は、宗教で「人間、感謝が大事」と言われました。

その言葉を信じ、自分ばかりでなく、子ども達にも感謝を強要し、「感謝しろ」、

「感謝が足らん」と言い続けました。

仕合せになるために感謝をさせようとしたのですが、

子どもは与えられ自然に自ら湧きあがる感謝に触れることがありませんでした。

子どもは本当の感謝の意味が分からず、感謝出来ない自分に罪意識を感じ、

結果、子どもを不幸に追い込みました。

またある例では、祖父母の前の代に他人の保証人になったために、家屋敷の半分を失いました。

そのために祖父母は孫である5人兄弟の長男に「この家を守るのがお前の役目だ」、

「決して人の保証人になって家を失うことのないように」と小さい頃から言いました。

その人は、その言葉通りに家を守ることを第一として生きましたが、

そのために家族との繋がりや思いやり、個を尊重することなどはなく、

人として、父親、夫として大事なことが欠け落ちました。

これは親に限らず、祖父母から不幸のシナリオを渡されたことになります。

人は自分の人生は自分が書いたシナリオであると思っていますが、

実は多くは親から書き込まれたものです。

ですからこのシナリオ、メッセージを否定し、抹殺して自分で人生シナリオを書き換えることです。

そうしなければ、自分の人生を生きているとはいえません。

書き換えが出来るのに、出来ないと錯覚して諦めたり、

「性格は変わらない」とか、「人生そう上手くはいかない」、「調子に乗るな」など

ネガティブな思考がまた吹き込まれているために、書き換えらえなくなっています。

親が欲望を諦め続けてきたとすると、子どもにも諦めさせます。

それを「いや、自分は諦めない」と親の思考を否定できれば仕合せに向かいます。

分析を通してクライアントは親から渡された不幸のシナリオを書き換えて、

自分の人生を生きていきます。

そこには自分が生きている充実感、楽しみや喜びがあります。

(例として取り上げた人の承諾を得て、掲載しています)

               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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