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2014年11月18日 (火)

分析家の独り言 604(尊重が仕合せと不幸を分ける)

人との交流において、相手を尊重する心が大切です。

特に家庭内において、例えば親が子どもの主体を尊重することがないと、

押し付け、強制が生じてしまいます。

どうしても親は子どもを自分の思うように動かしたい無意識があり、

自分とは別個の別人格を持った、一人の人間として見ることが出来ません。

親子という関係であっても、子どもは個々別々で違う人間という意識と

それを尊重することがないと、

「生んでやった」、「育ててやった」、「誰のおかげで大きくなったと思っている」と言ったり、

親の仕事を継ぐことが当たり前と思い込んだり、

子どもが親の意にそわない言動をすると、不機嫌になったり怒り出したりします。

更に子どもを威嚇し恐怖心を与えて、言うことをきかせます。

まだ心身共に発達途中で自我をつくっていて、自活する力もない子どもにとって、

その親に逆らうことはまず不可能です。

子どもは自分の主体を殺して、嫌々親に合わせるしかありません。

子どもを尊重する心があれば、子どもの想いや意見、意向を聴くことが出来ます。

「あなたはどうしたいのか」、「それをしたいのか、したくないのか」と。

子どもが「したい」と言っても、「したくない」と言っても、

親は「わかったそれでいいよ」とOKを出すだけです。

そうすれば仕合せに生きられます。

反対に否定とNOが不幸をつくってしまいます。

仕合せな人をつくるには『オールOK』することです。

勉強でも遊びでもスポーツでも、仕事も宗教も、

本人がやりたければやればやればいいし、やりたくなければやらなくていい。

当然、やりたいというのを止めてはいけません。

この単純なことがされないことから不幸が始まります。

人を生かすも殺すも言葉です。

相手を尊重するとは、相手に何を考え、思っているのかを聴くことです。

親自身がその親に尊重されたことがないと、尊重するということ自体を知らないので、

子どもの意向を聴いて尊重することは出来ません。

多くは強制され親の言うことをきかされてきているので、

そのまま子どもに同じことをしています。

それを知性(理論的理解)によって、正しい言動を行う事です。

ラカン流にいうなら、象徴界に『尊重』の文字を登録し、

その言語に従って実践することです。

   インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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