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2014年12月 7日 (日)

分析家の独り言 609(オールOK)

口唇期の性格はhttp://lacan-msl.com/diary3/2014/12/-608.html 分析家の独り言608(口唇期性格:指しゃぶり。爪噛み)でも書きましたが、

口唇にまつわる言語、食べる、飲む、甘え、なめる、しゃぶる、吸う、噛むで表現されます。

そして0~1.5歳の授乳と世話を通して、母との関係の中でつくられます。

母がその母に適切に世話されて基本的信頼を学んでいれば、

子どもへの対応・世話も適切で基本的信頼を伝えることが出来ます。

反対に母が口唇期欠損・固着があれば、母自身がその母に対応された分しか

子どもに対応出来ないので、母の欠損を子どもに伝えることになります。

こうして代々欠損が下の代へコピーされ、更に下の代ほど欠損が大きくなっていきます。

同じものかそれ以下のものしか伝えられないし、

学習や体験していないものは伝えようがないのです。

結局人は自分が育てられたようにしか子どもを育てられない。

これがコピーしかつくれないということです。

口唇期の課題である基本的信頼を達成出来ず、口唇期欠損・固着の母は、

子どもが「あれして」、「これして」、「それ買って」とどんどん欲求を出してくると、

イライラして不機嫌になります。

自分は親にそんなことを言えなかったため、言いたいことを言ってくる子どもに

腹が立ち、子どもの欲求に「ダメ」と言って応じられません。

でもどこか変だと気づき、『オールOK』を知って、子どもの欲求に応えていきます。

しかし、欲求を満たされ満足している子どもが羨ましくなります。

自分は欲求さえ言えなかった、ましてやそれに応えてもらって満足したことが

ほぼないのに、「あなたはいいわね」と。

頭では『オールOK』することが子どもの心を育てることだとわかっていながら、

自分の無意識・コンプレックス(自分も欲求を言って満たしたかったが出来なかった)との

せめぎ合いが起きます。

すると、『オールOK』出来る時と、出来ない時があり、『オール』にはなりません。

世間一般のお母さんは『オールOK』などしていないし、

時には周りから「そんなことをしていて子どもがわがままになる」と

非難されたり、否定されたりすることもあります。

お母さんは揺れ出します。

本当に『オールOK』していていいのだろうか、と。

楽なのは自分の考えに子どもを合させ、多大な要求には「ダメ」と言う方ですから、

『オールOK』しない方に流れていきたくなります。

それを個人分析でお母さんを支えます。

疑問や悩みを聴き、具体的対応法を話し、その理由を説明すると、「また頑張ります」、

「やっぱりオールOKしかにないですね」と言って帰っていかれます。

葛藤し悩みながらも『オールOK』していくと、子どもに変化がみられ、

お母さんの励みになります。

母親自身は経験がなく欠損していても、知で理解し対応していけば、

子どもは親のコピーではない、自分より精神的に成長した人になります。

 インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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