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2015年1月11日 (日)

分析家の独り言 619(主体性と欲求のコントロール)

人間は他者の出現によって、自分に欲求があることを知り、

自分とは違う欲求を持つ他者を認識します。

他者によって禁止と制限を知りますが、

他者が根こそぎ子どもの欲求をコントロールして奪ってしまえば、

欲求の主体は他者に移ってしまいます。

肛門期に、排泄、欲求のコントロールを通して、人は主体性を学びます。

トイレットトレーニングをする中で、排泄を我慢するか、出すかを

子どもに任せれば主体はその子どもに留まります。

ですから厳しく躾けなければいけないと思い、

失敗したときにお尻を一発叩いたらおむつが取れたというのではなく、

「出したくなったら教えてね」という、子どもの感覚を大事にした言葉をかけることです。

こうして、主体のありかは肛門期の2~4歳で決まってしまいます。

子どもは今出したいのに、「出してはいけない」「我慢しなさい」と言われたり、

今出したくないのに、「出しなさい」と言われると、

出したい、出したくないという子どもの気持ちや欲求を感じてはいけないということになります。

そして、子どもは我慢することは、出したい、または出したくない自分の感覚を

遮断することだと思います。

そうしなければ我慢することができません。

それは同時に自分の感覚を麻痺させるということです。

厳しく禁止されると、麻痺させることを学び、

それがいろいろな身体部位や感情を麻痺させることになります。

肛門期での内部知覚、欲求表現の制限が、大人になって影響し、

我慢の程度や感覚遮断、麻痺をおこします。

何十年か経って現象するために、

人は昔の記憶すらない時代のことが原因であるとは思いもしません。

子育ては、今日のことがすぐに結果として現れることもありますが、

長年に渡り蓄積され因果関係もわからなくってから現れるので、日々一刻一刻が大事です。

良いものを積み重ねていきたいものです。

また、今の現象(例えば非行、不登校など)がよくないものであるなら、その原因があり、

今からマイナスとなるものを止めて、プラスをもたらすものに変える必要があります。

そのための知識を学んだり、具体的対応をお話ししアドバイスしています。

                                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

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