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2015年1月13日 (火)

分析家の独り言 620(無意識:度忘れ)

心の中に、意識されている部分と意識されていない部分=無意識があります。

無意識は普段、意識されず、その存在にさえ気づかれずひっそりとしまわれています。

フロイトはこの無意識を日常の現象の中に見つけました。

それが錯誤行為(失錯、しくじり)であり、

その代表的なものに「度忘れ」、「いい間違い」、「貴重品の喪失」、「思いがけないへま」

などがあります。

度忘れとは、いつもはわかっている言葉、知っている人の名前や地名などが思い出せないとか、

頼まれたことを忘れるなどがあります。

例えば、子どもに「お母さん、今日漫画を買っておいて」と言われます。

しかしお母さんは「漫画ばかり読んで、勉強しなさい」とか、

「自分で買いにいけるでしょう。何で私が買いに行かなければいけないのよ」、

「また、そんな無駄使いして」…など、漫画を買うことにこころよく思っていません。

すると、子どもに頼まれたことを忘れてしまいます。

お母さんは忙しくてついうっかり忘れだけ、と思っているでしょうが、

子どもに「わかったよ」と言ったものの、無意識には買いに行きたくなかったということです。

頼みを聞いたけれど、記憶していない、

忘れないようにとメモしたけれど、メモしたことを忘れるとか、メモを見ない、

そもそもやりたくないので、メモしたけれどそこだけ飛ばして読んでしまうなど

ということが起こります。

どんなに言い訳をしても、客観的にその行為意をみれば、したくなかったと言えます。

子どもへの対応でこのように外してしまうと、子どもとの関係も良好なものになりません。

無意識とはこうして私達の言動にあらわれます。

人の言動のほとんどがこの無意識であったらどうでしょう。

意識では仕合せになりたいと願い、行動しているつもりが、

不幸を目指してしまっていることもあり得るわけです。

現象としてあらわれたことがマイナスであれば、無意識にあるものもマイナスであり、

プラスの現象があらわれたなら、無意識にもプラスのものがあるということです。

 -  インテグレーター養成講座1 無意識論1《無意識の構造》 - より

                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com /オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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