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2015年1月23日 (金)

分析家の独り言 623(喫煙・飲酒はお母さんのオッパイを吸いたい欲求)

精神発達論からみた人間の心の正常さは、エリクソンの八段階の発達課題をことごとく達成した人のみが持ちうるものです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%81%94%E8%AA%B2%E9%A1%8C

ウィキペディア エリク・H・エリクソン提唱の発達課題を参照ください)

01.5歳の口唇期に母との関係で乳児期の発達課題である『基本的信頼』を学んだ人はほとんどいないのが現状です。

また、フロイトは発達課題が未達成である場合、欠損した時点で心の時は止まり、

固着しているといいます。

母を求めたけれど母が対応してくれず、自分の欲を満たしてくれなかったために、

母への欲求を持ち続け、その時点に留まり続けることを『固着』といいます。

母への愛情、母の愛情を求める欲求は口唇愛欲求です。

それは口唇にまつわる、吸付きたい、しゃぶりたい、なめたい、噛みつきたい、

そして食べたい、飲みたいなどです。

飲みたい欲求は、年齢と共にたばこやアルコールに置き換えられていきます。

満たされなかった口唇愛は、たばこやお酒から更に置き換えられないと、

ニコチン中毒やアルコール依存症という病理に至ります。

その最初は口唇期(01.5歳)の母による授乳の体験の不足、不満、欠損にあります。

 

小学生の高学年くらいから喫煙・飲酒に走る子どももいます。

最初の授乳に不満があるため、大人でも喫煙・飲酒は健康に悪いとわかっていても

なかなか止められません。

大人であろうと喫煙や飲酒は、本当はお母さんのオッパイを吸いたいのですが、

それが出来ないために、口と唇の刺激を求めています。

つまりお母さんのオッパイを吸う代わりに、たばこを吸ったりお酒を飲んだりしています。

このことを自覚すると、この口と唇の刺激は更に意味で置き換えが出来ます。

例えば、お酒から 美食家 講演者・アナウンサー・解説員、または管楽器奏者など、

より社会適応するかたちに置き換えられ、口唇愛は発達していきます。

ところがアルコール依存から置き換えが出来ず、そこに留まってしまうのは、

防衛機制が働かない、未熟ということです。

12種類ある防衛機制の中の原始的な防衛である置き換えが一個しか使えないのです。

自分を知って、欠損したものを今の自分として意味で連鎖して補うことが出来ます。

それが健康な精神の在り方です。

 インテグレーター養成講座Ⅱ 病理Ⅰ《定義と分類》- より

                            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

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