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2015年2月10日 (火)

分析家の独り言 629(子どもの性格)

人にとっての最初の対象は母であり、次に父が登場します。

親との関係で対人関係がつくられていきます。

この親との交流の仕方にパターンが生まれます。

例えば、怒られないためには、見捨てられないためにはどうしたらいいだろう、

褒められるためには、可愛がられるためにはどうしたらいいだろう、と子どもは考え、

親との交流の仕方のパターンをつくっていきます。

言いたいことを言って、欲しいものを要求したら怒られたから、我慢して言わないようにしようとか、

両親が喧嘩をするので、その仲裁役に自分がなったり、愚痴の聞き役になる子もいます。

兄弟の下の者は兄や姉を見て、怒られないためにはどう振る舞えばいいかを学習します。

これらはいずれにしても親の顔色を見て配慮し、自分を出せない性格になっていきます。

反対に『オールOK』され、受け入れられれば、何でも言える物おじしない

積極的な明るい性格になります。

また、同じ母親から生まれた兄弟でも、育った時の家庭状況や親の自我状態異なるため、

子ども達の性格はそれぞれ違います。

対人関係のパターンをつくる目的は、一つには安全性です。

対人関係をスムーズにし、自分が傷つかないようにする必要があるからです。

特に子どもは親に逆らって怒られたり、待遇が悪くなったりすると日常生活に困ります。

見捨てられ、「家を出て行け」と言われたら、子どもの力では一人で生きていけません。

だからこそ、子どもは親の庇護のもとで、大切にされて育つことです。

しかし実際には虐待など、厳しい状況の中で育つ子ども達も多いと思われます。

昨日9日、千葉県で4歳と1歳の幼い姉妹を母親(36)が手にかけ殺害したという事件が起きました。

親の対応の仕方によって、子どもの性格がつくられる割合は大きいといえます。

怒ったり否定して育てれば、反発心や攻撃性を内に秘めたおとなしい子になるか、

そのまま乱暴な子になります。

優しく接して育てれば、優しい心を持った子になります。

子どもに何か問題が起きた時、子どもを責めるより、

親が我が身を振り返り反省することが大切と考えます。

 - インテグレーター養成講座1 性格論- より

                                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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