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2015年3月 3日 (火)

分析家の独り言 636(性格を変える:記憶)

性格は固定したものではなく、刺激や経験などによって学習し

変容、成長、発展していくものだと考えます。

学習するには「真似る」が「学ぶ」の基ですから、対象を真似、模倣し、取り入れて

同一化していきます。

そこから自分なりのオリジナルをつくっていくと、

より洗練され自分らしいものになっていきます。

他に学習に欠かせないものは記憶です。

過去に記憶したものと今を照合することによって認識が広がります。

そのためには過去のことを覚えておかなければいけません。

例えば、街でキャッチセールスに捕まって、

欲しくもないものをうまく乗せられて買ってしまったとします。

自分に必要か欲しいものかをよく考えて、それはどれくらいの価格で、

どういう方法で購入するのがいいかなどを調べて今度からは買おう、

となれば、過去の経験の失敗が生きます。

しかし必要ないものを買ってしまったことを覚えておかなければ、

何度でも同じ失敗を繰り返します。

記憶ということは大切なことです。

この記憶だけを重視したのが、日本の教育です。

思考力ではなく記憶力がよく、より多くのことを覚えることが、

頭がいいことと誤解されています。

しかし覚えただけでそれを使えなければ、宝の持ち腐れです。

考えることを学び、思考力を身につけることです。

記憶を誤って使うと恨み・憎しみ・復讐になります。

あの時あの人にあんなことをされ傷ついた、と忘れられないでいます。

覚えておかかなければいけないことを覚えずに、覚えなくてもいいことを覚えている。

これが不幸のもとになります。

忘れた方がいいこと、恨みは流し忘れる。

しかしこれがなかなか出来ずに、そこに捕らわれその時の苦痛が何度も再現されます。

言葉にして吐き出して、受け取られ、理解と共感を得て癒され、

そこから離れていきます。

それをするのが分析です。


 - インテグレーター養成講座1 性格論- より


  インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

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