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2015年4月20日 (月)

分析家の独り言 652(オールOK No.7)

                     -大阪子育て相談室より-

4月14日、大阪子育て相談室で話し合った一例を紹介します。

一般にも多いのではないかと思いますが、子どもの要求に対して条件をつけてOKしていませんか。

テストで何点以上取ったらとか、部活を頑張ったら、お手伝いしたら・・・

子どもが欲しいもの、して欲しいことにお母さん(お父さん)も応えてあげようということです。

子どもは与えられた条件が満たされていなければ、お母さんは自分の要求に応えてくれない、

とわかっていても一部の望みをかけて、顔色を見ながら

「○○してないから、ダメやんなぁ」ときいてきます。

そこで、お母さんは「○○してないから、そらダメに決まっている」と言います。

「約束したそれが出来ていないのに、子どもの要求に応えるのはおかしい」

とお母さんは言います。

しかし、そもそもその「○○したら要求に応える」という約束事態、

子どもは本当に納得したのでしょうか。

子どもはそんな条件なしに、要求に応えて欲しいのです。

しかし、それではお母さんがとても応えてくれそうにないので、渋々条件を飲むしかなかった。

条件など付けずに、要求を受け入れてくれたらどんなに嬉しいことか。

それは子どもの存在を丸ごと受け入れ、「あなたはOKです」と肯定していることです。

条件を付けてOKするということは、条件付きで子どもの存在をOKしています。

「○○をしたら、」の○○はお母さんが善しとする、価値のあることです。

お母さんは自分の価値に子どもをはめて、満足したいということ。

そのために子どもは自分の欲望や主体性を放棄し殺して、親に合わせてくれます。

どちらが大人なのか。

相当な自由を与えられ、自分で考え、自分で行動し発言する中で

これはこれくらいにしておこうという抑制を、子ども自身が自分で学び身につけていきます。

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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