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2015年5月13日 (水)

分析家の独り言 655(子どもの心を育む家庭・部屋)

分析では、部屋は精神内界と同じ ”と言います。

ですから、子どもの部屋は子どもの心の中と同じですから、親といえども

子どもの許可なく、子どもの部屋に入ってはいけません。

子どもがいない間に子どもの部屋を勝手に掃除をしたり、

カーテンや窓を開けたりするのもいけません。

土足で人の心の中に入るのと同じです。

思春期になると、子どもは「自分の部屋が欲しい」と言います。

これは精神発達上、正常なことです。

子どもから大人の世界に移行し始めるこの時期に、自分というものをしっかりつくっていかなければないません。

これまでの親に頼ることが多かった子ども時代から、その依存度を徐々に減らし

自分の力を試し、社会で生きていく準備をします。

そのためにも、誰にも邪魔されない、自分だけの空間が保障される場である

自分だけの部屋が必要です。

この自分の部屋で子どもの“ 個 ”が育ちます。

親をはじめとする家族とは違う、パーソナルな自分、独自な自分、自己意識、

これを育てながら、子どもを自立へと向かいます。

親はそれを見守ることで、過剰に干渉しないことです。

また、家庭・家族は協力して共に暮らす場であると同時に、個人を尊重し育てる場でもあります。

集団と個人、和気藹々とした仲間意識とプライバシー保護という相反するものを

しっかりと分け、しかし統合することが大切です。

子どもにとっては、やがて社会人となる前段階の小社会が家庭です。

この家庭で集団と個を矛盾なく学習します。

そのためには親が自分の子ども時代の葛藤(主に親への愛と憎しみ)を自覚し、

精神の発達はどのようになされ、父性・母性を知っていることが大事だったと実感します。

そのために、精神分析の理論は有効です。

                                     インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

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