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2015年7月10日 (金)

分析家の独り言 682(オールOK No.9:承認・肯定が子どもの心を育む)

私達の中に積極的に対象を『見る私』、

対象(他者)から『見られる私』、

『見る私』、『見られる私』の両方を見る『本来の私』があります。

『見る私』と『見られる私』が同じであれば、『本来の私』も同じになり、

自己一致感を持てます。

『見る私』が能動的に何か言ったり行動したりした時、他者に「それはいいね」、「OKです」

と言われると、私は全て一致します。

子どもはいろいろな要求を出してきます。

例えば、「ゲーム機やゲームソフトが欲しい」と言います。

お母さんが「いいよ、わかった、買いに行こう」と言えば、

ゲームが買いたい・欲しい自分を母が承認したことで、自分というものが一致します。

ところが、お母さん方が「ダメ」と言います。

子どもの中では、ゲームが欲しい自分と、

ゲームを欲しがっていけない自分に分裂してしまいます。

否定された自分=ゲームが欲しい自分は、自分から切り離してしまうしかありません。

親の言う事を聞くのが良い子で、子どもはそうしなければ怒られたり、愛されなかったり、

待遇が悪くなることがわかっています。

親の言うことをきいてその通りにする自分は『良い子』であり、

親に逆らい自分の要求を通す自分は『悪い子』、と親も子ども自身も意味づけます。

『オールOK』しないと、何かをしたい・欲しい自分と、否定された自分を

心の中で維持し続けることが出来ずに、分裂していきます。

諦めた欲求・欲望は自分から切り離され、無意識にしまわれています。

これが自己不一致感を生み、アイデンティティのなさになっていきます。

自己愛、自己肯定感も育ちません。

子どもに承認・不承認をランダムに出すと、分裂していきます。

同じことをしても親の機嫌・気分で、ある時は承認され、またある時は不承認・否定される。

その時その時の、親の気分で変わる「OK」と「NO」に法則はないために、

子どもは親の顔色をみますが、訳が分からず混乱します。

親が子どもを承認・肯定する一貫した態度が『オールOK』です。

決して子どもを我がままにするのではなく、健康な精神を育む子育て法です。

  - インテグレーター養成講座5(防衛行動)- より

                              インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー

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