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2015年8月 8日 (土)

分析家の独り言691(兄弟間の差別)

 

             -8月大阪子育て相談室より-


8月4日、大阪子育て相談室を開き、質問され、話し合ったことを紹介します。



子ども達は夏休みに入り、家にいる時間が多くなりました。


そんな中で、兄弟喧嘩もおこります。


その兄弟喧嘩は、些細なことがきっかけであることが多いのですが、


子どもの中に、他の兄弟との差別感がある場合は、


特に喧嘩が頻繁で激しくなります。


両親ともに子どもを平等・対等にみて対応することです。


例えば、母親は兄を特に可愛がるとか、父親は妹を可愛がるなど、


片寄った愛情のかけ方をすると、子どもは敏感に感じています。


可愛がられていると感じない子どもは、可愛がられている兄弟を嫉妬します。


おもしろくないので、いじめるなどして攻撃したくなります。


親にも言葉で不満や文句を言います。


それを聞き逃さないで親が対応を変えないと、子どもの心に傷を作っていきます。


自分は可愛がられていない、扱いが違うと感じ、兄弟間で差別されたことは、


その子の人生に大きく影響します。



多いのは、「お姉ちゃんだから」、「お兄ちゃんだから」と、


生まれた順番で上だからしっかりしなさいといわれたり、


「女の子だから」、「男の子だから」と性別で差別されたりします。


その子が望んで一番に生まれたのでもなく、性別も選んだわけではないので、


そのことを理由に上だからしっかりしなければならない、


下だからしっかりしなくてもいいということはないはずです。


子どもを平等に扱うとは、それぞれの子どもの要求・欲求合わせた


対応をするということです。


決して同じものを同じように与えることではありません。


お兄ちゃんにおもちゃを買ったから、弟にもお兄ちゃんと同じおもちゃを買うので

はなく、


お兄ちゃんとは違う、弟が欲しいおもちゃを買う。


いえ、弟はおもちゃが欲しいのではなく、どこかへ連れて行って欲しいのなら、


それに応えます。


私と私で無いものを分けるのは、したいこと・欲しいこと・求める事物が違うこと

です。


私と他者の欲望の違いが、私と他者を分けるということです。



親の望みを押し付けることの無いようにして、


その子独自の存在を尊重して、対応してあげてください。


インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ


http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法


http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン


http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー



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