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2015年10月13日 (火)

分析家の独り言 709(虐待:痛みによってバラバラな心身を繋ぐ)

外傷体験(虐待)によって心身の苦痛に耐えられず、自分を解体していった結果

自分というまとまりを失い、空無化恐怖=自己の空っぽ感にいたりました。

今度はバラバラ感と空っぽの自分を繋ぎとめるために、自分に痛みを加えます。


これは身体の痛みの方が心の痛みよりずっとましなために、

自傷行為などによる身体の痛みに置き換えるためでした。

http://lacan-msl.com/diary3/2015/10/-708.html 分析家の独り言708  虐待:自ら苦痛を求める 参照)


痛みは全神経に繋がっているために、虐待によって解離し、

バラバラになった身体とその感覚を一気に繋いでくれます。

すると、いつも自分の痛みを与え続けなければいけません。

リストカットが繰り返されるのはこのためです。

一般的にみれば、なぜわざわざ痛い目をして自分の身体(手首)を傷つけ、

しかも一回ではなく、何度も切る必要があるのかと不思議に思います。

全てのことには理由があります。

痛みがバラバラな身体感覚を繋いでくれるとしたら、切る理由も納得できます。

その身体の痛みの方が心の痛みよりまだましなほど、心が傷ついているとは、

どれほどの痛みと傷を負っているのでしょう。

自傷行為をする本人にも、なぜこんなに自分の身体を傷つけてしまうのかわからず、

止めたいけれど止められないはずです。

「自分を傷つけたかった」、「痛みと赤い血を見るとホッとする」という言葉を聞きます。

すると、いつも身体が軽く健康ではいけません。

身体がだるく、痛みを感じ、不快があると身体全体が繋がります。

このため、だるさや痛み・不快感が無いと、自ら作り出します。


例えば、いつも自分の身体をつねります。

つねるとその痛みで自分の身体、意識と現実、そして今の時間が繋がります。

つねるくらいの痛みでは足りないと、より強烈な痛みを求めます。

それが事故・ケガ、病気による手術という形になることもあります。

他には、浣腸、嘔吐、強迫的冒険、すなわち危険に身をさらす行為。

更には、薬物依存になり、身体も心もボロボロになってしまいます。


全て無意識からこれらが行為化されます。

破壊衝動を止め、プラスのあたたかく心地好いものを求める心をつくることです。

時間はかかりますが、精神分析がその道を教えてくれます。


  - インテグレーター養成講座Ⅰ 自己防衛Ⅱ 児童虐待- より

 1011日 インテグレーター養成講座で話した内容の一部です)


インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー

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