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2016年2月12日 (金)

分析家の独り言 733 (自分が基準:自分は正しい、本当にそうですか?)

              - 2月大阪子育て相談室より -


人は自分が基準で生きています。

自分の考え、行い、価値観は正しく、当たり前の事だと思っています。

そこには、子ども時代から親から吹き込まれた言葉や考え方が基本にあります。

まは、自分を守る方法として編み出した考え方、方法というものもあります。

それらが、発展的・健康的なものであればいいのですが、

残念ながら、マイナスで害になるものが多くあります。


今月の 『 大阪子育て相談室 』 でも話題に上がりました。

詳しい内容については個人に関する事なので、ここで書くわけにはいかないのですが。

ご本人は、他人に迷惑をかける訳でもなく、

普通にしてきたことなので、特別変わっているとは思いません。

そのことについてこれまで他者に話したこともありませんでした。

自分のしてきたことは、他者も同じようにしているのだろうと思います。

こういった事は、多かれ少なかれほとんどの人にも当てはまるのではないでしょうか。

人は話してみないとわからないものだとつくづく思います。


私も相当歪んで病んでいました。

それでも他者からは、それほど変だとも思われずにいたようです。


病識を持つことがいかに大事かをあらためて考えさせられます。

自分の歪みや病んだ部分に気付かなければ、修正しようなどとも考えません。

「私はよくやっている」、「頑張っている」くらいに思い込んでいます。

本人は確かによくやっているし、頑張っているのですが、その方向が間違っていたら、

せっかくの努力や頑張りも無駄どころか、マイナスになってしまいます。

これは修正する必要があります。


子育てにおいて、親は子どものために良かれと思ってしていても、

それが間違っていて、逆に子どもを追い詰め病ませてしまう場合があります。

その結果として、いつかどこかで子どもに問題が出てきます。

例えば不登校や非行、犯罪、家庭内暴力、精神的病などです。


子どもの非行・家庭内暴力に悩んだクライアントは、

後に、「暴れる子どもが自分を打ち崩しに来てくれた」と言いました。

親が自分では気付けない間違いを、子どもは非行という形で訴え、

嫌でも親自身が自分を見つめ、修正し変わらざるを得なかったのです。


子どもは日本語も知らず、話せない状態から、

日常のあらゆる事を家庭で親から教わっていきます。

生きる基本となる全ての事を学ぶ先生のような親が、歪んでいたり病んでいたら、

子どもは同じように歪み、病むしかなく、正常が何かもわかりません。

自分を客観的に見つめ、振りかえってみることが必要だと考えます。

自分の歪みに気付けば、修正することができます。


その方法が精神分析にあります。

分析で語ることから始めるのもいいのではないでしょうか。


インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・引きこもりに悩む方々へ

http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へ

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