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2016年11月18日 (金)

分析家の独り言 764(ハロウィンと少子化)

ハロウィンがバレンタインの市場規模を越えた。


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ハロウィンとは、毎年1031に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている

ケトル人の1年の終わりは1031日で、この夜は夏の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。

精霊魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。これに因み、31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。

家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティを開いたりする。

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今年のハロウィン、日本各地で仮装パレードが行われ、

渋谷では車両通行規制し歩行者天国にしたり、

福岡天神「親不孝通り」に7000人集まったり、

博多区リバレインからキャナルシティまで、仮装パレードが行われたとききました。

ハロウィンは元々日本にはなかった行事です。

元の意味とは違って、日本では仮装を楽しむという形式になり、

それが定着してき、バレンタインの市場規模を越えるまでになりました。

ハロウィンや仮装がここまで盛り上がるのには、

仮装する事で目立ちたい、

普段は出来ないような恰好をする事でストレス発散する、

変身願望が考えられます。

それは、日常の生活ではその他大勢の中に埋もれて

自分の存在が薄いと感じ、それが目立つ・注目されたい欲求になる。

そして、今の自分とは全く異なるものになりたい、

そこには、今の自分に満足出来ないという事もあるのでしょう。

さらには、日本でもバレンタインは、「女性男性に対して、

親愛の情を込めてチョコレートを渡す」というもの。

バレンタインは対象愛で、自分以外の対象(男性)に心を寄せて、

その人との関係を結びたいという気持ちがあります。

ハロウィンは自体愛的・自己愛的で、自分が目立ったり、変身したりする事を求めます。

若者の恋愛離れがあり、これまでに異性と交際をしたことが無い人の割合が増えています。

こういう状況の下で、バレンタインよりもハロウィンの方が盛り上がり、

市場規模を越えたというのも納得がいきます。

ラカンは、「自体愛を対象愛へと繋げてゆく橋渡しの役目を担っているのが性欲である」といいました。

基本的に人間は、他者と距離を置いて自己愛の傷つきを守りたい。

人は最初の他者である母との良好な関係が無ければ、

危害を加えられるのではないかなどの不信や警戒心から

他者を信頼し近づこうとはしません。

自分の安心や安全があればそれで充足なので、自体愛で止まってしまいます。

そのために自己の世界に埋没する、それがゲームやネットの世界です。

直接他者と関わるのではなく、距離を置いてパソコンやスマホを通して関わります。

これが現代人の対人関係のあり方であり、自己防衛の仕方になります。

少子化が社会問題としていわれる中、結婚しない人達は増えていくと思われます。

人間の心の育て方、まず母と子どものあり方から考え直さなければ、

小手先の対処法では、いつまでたっても根本的解決には至らない。

政治家の方達は、お母さん達が働きやすいようにと0歳児保育をすすめ、

待機児童を無くすと言われています。

それが本当に日本の明るい未来をもたらしてくれるのでしょうか。

お母さん達が育児・子育てを安心して出来る社会と

その必要性を広く知ってもらいたいと考えます。


 ラカン論講座 《象徴界を目指して》 

主体の分裂と象徴秩序の成立 性欲 より


              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


http://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー

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