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2017年9月11日 (月)

分析家の独り言 792(抱っこ・密着が安心と安全感になる)

他者への関心が無ければ、そこに関係は結ばれません。

人と人の間の空間をうめるものは関心です。

ですから、お母さんが赤ちゃんに関心を持って、

赤ちゃんから発せられるサインをしっかりキャッチする事でした。

http://lacan-msl.com/diary3/2017/09/-791.html分析家の独り言791お母さんから赤ちゃんへの関心が母子関係の基礎をつくる 参照)


皮膚感覚において、お母さんが赤ちゃんとの空間を埋めて

“快”を感じさせるためには、抱っこなどによる密着です。

お母さんと赤ちゃんの間の空間距離を縮めて最小にします。

この空間を縮め密着する事が、危険から守られ保護されているという

安心と安全感になります。

お母さんが赤ちゃんに関心を持って適確に世話をしなければ、

母子間には無限の空間が広がり、いつも不安を感じます。

無関心、無気力、無能感、無意味などは、精神の病理に繋がる危険な言葉です。


ですから、言葉の無い赤ちゃん時代に、

抱っこなど赤ちゃんに触れることで密着しマーキングしておきます。

そうすると、いつも安心と安全がイメージされ、心があたたかく豊かになります。

赤ちゃんは“快”を感じると、身体が緩みます。

顔の筋肉も緩み笑顔が増えます。

赤ちゃんの笑顔がお母さんの育児に対する報酬です。

お母さんが赤ちゃんを抱っこする事は、母子関係を築き、

赤ちゃんの精神の発達と安定にとても大切な事でした。



買い物に出かけた先で、子どもがお母さんに

「抱っこして」と言ったり、泣いたりして訴えている光景を見る事があります。

「はいはい」と言って抱っこするお母さんもいますが、

「自分で歩きなさい」と怒っているお母さんもいます。

お母さんは重かったり、疲れていたりするでしょうが、

どうかお母さん、子どもさんを抱っこしてあげてくださいと心の中で言います。

その事が子どもにとって、また母と子の関係にどれだけプラスになる事かと。


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

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