分析家の語らい 5(笑顔の母:得られなかったものを求める構造)
結婚相手やパートナーに求めるものは何か?ときいて、
「笑顔の素敵な人」、「笑顔の可愛い人」、
「笑顔の可愛い女性に惹かれる、魅力を感じる」と答える人が多いです。
その理由として、「笑顔を観ていると癒される」、「ホッとする」、
「好感が持てる」、「一緒にいると楽しい気持ち・幸せな気持ちになれる」、
「無表情だと何を考えているのかわからない」などがあげられます。
相手に笑顔を求めるその基には、
「鬼のような怒った母」がいたと考えられます。
いつも不機嫌で怒っている母では子どもは癒されません。
ホッとする事も、楽しい気持ち、幸せな気持ちにもなりません。
人は欠けたものを欲する。
欲望は欠如をあらわす、といいます。(ラカン)
鬼のように怒った顔を打ち消すのは、反対の笑顔です
笑顔を求めるのは、自分が経験し記憶した、怒った顔の母を打ち消すためです。
笑顔の母を見て来た人は、わざわざ笑顔を相手に要求しません。
笑顔が当たり前だったからです。
そういう人は、笑顔の素敵なパートナーを必然的に選んでいます。
自分が何に魅力を感じ惹かれるか。
それは自分が欲しかったけれど得られなかったものと考えられます。
ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実
10月6,13,19,25日、無料談話室を開きます。
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