心と体

2019年11月 3日 (日)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第116号(2019年11月1日)発行のお知らせ

 

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

 

2019年11月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン116号発行しました。

 

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

 

 

No,116今月のメルマガのテーマは、「人生を楽しむ」です。  

心的防衛の中に“抑圧”、“投影”、“分割“があります。

 

例えば、わがままな自分は悪い自分だとして

 

出してはいけないので抑圧し、対社会的には適応します。

 

この抑圧された悪い自分(わがままな自分)を他者に投影して

 

その他者を批判したり嫌ったりします。

 

他者を見て、嫌いだ、引っかかる、気になる、批判攻撃するのは、

 

もともと自分の中にあった悪い自分です。

 

…わがままな悪い自分を受け入れることは苦痛なので、

 

内的世界でそれは自分ではないと自分から切り離します。

 

これが分割です。

 

…抑圧によって出よう出ようとしている悪い自己を抑えている状態は…

 

心的エネルギーの内圧が高いので、緊張状態が続きます。

 

頭痛・肩こり・目眩がし、高血圧になり、

 

睡眠時間を長くとるか、アルコールを飲まないと緊張がとれません。

 

…抑圧の緊張の中で生きていますが、本人にはわかりません。

 

それを外からみている分析家には、

 

わがままをしたいが抑圧しているクライアントの無意識が見えます。

 

…クライアントはわがままな人を忌み嫌ってきたので、

 

まさか自分がわがままをしたいとは思っていません。

 

しかし、“わがままな自分”を認めて受け入れれば、

 

抑圧する必要はなくなり、緊張もなくなります。

 

…“わがままな自分”を受け入れ、意識化されると

 

わがままをしなくなります。

 

…理性的に調整できます。

 

…抑圧のエネルギーが強いと、心的エネルギーは現実に楽しむなど

 

外に向かわなくなり、集中力がなくなり、現実の思考力や判断力に障害が起こり、

 

仕事や日常でのミスが多くなります。

 

現実意識が低下すると病気や事故に繋がり、危険です。

 

…一つ一つ意識化して自分のコントロール下におけば、

 

緊張や葛藤、心的エネルギーの浪費がなくなっていき

 

心身ともに軽やかになり、人生を楽しめるようになります。

(メルマガより一部抜粋)

 

 

 

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2019年2月 5日 (火)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第107号(2019年2月1日)発行のお知らせ

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2019年2月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン107号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,107今月のメルマガのテーマは、健康な自己愛:人として成長するです。
 
 

人は自己愛の傷つきを恐れ、必死で、命がけで自己愛を守ろうとします。

けなされたり怒られたりする事で自分の価値が下げられ、自己愛は傷つきます。

賞賛させるなどして自分の価値が高まれば、

自己愛も高まり「私ってすごい」となります。

 

自分の無い人は自分で自分の価値を決められないため、他者の評価に頼ります。

いい人と言われたい、優れていると評価されたいと思い、

そう思われるように振る舞います。

…また、自己愛の傷つきを守るために、自分より能力などの劣る人付き合います。

自分より下と見える人を見て、付き合った方が、

まだ自分のほうがマシだと思い、幸せを感じられます。

例えば「潰された私」が分かれば、「潰された」を否定して、

「生かす」に書き換えます。

…そうするとどうなるか。

「あの人が嫌いだ」「気に食わない」と人の欠点、あら捜しをしますが、

人の良いところを探して、そこをパクリます。

結果的に、自分が成長する事になります。

…年齢・性別に関係なく人間にはその人その人に備わった

個性、良いところがあります。

…それを引き出すことが、その人を生かす事です。

…いやもっと精神分析は、“人間は皆、真理を宿している”といいます。

自分ほど偉い人間は居ない、自分の考えは絶対正しいという

誇大自己を捨て、人から学ぶという態度

つまり、我以外、皆我が師と思えば、

真理の声が聴こえます。

(メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。
 

https://archives.mag2.com/0001106260/20190201103000000.html 第107号 ラカン精神科学研究所メールマガジン

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2019年1月 1日 (火)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第1056号(2019年1月1日)発行のお知らせ

新年、明けましておめでとうございます。

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2019年1月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン106号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,106今月のメルマガのテーマは、自己規定:自分を知ること、自分を書き換える、健康な自己愛、幸せになるです。
 

私事ですが、去年20181月に滋賀県から埼玉県に引っ越し

約一年間、我が師のもとで個人分析と精神分析理論を学んできました。

 

ラカン理論は欲望論であり、幸福に至る理論であると考えました。

…私は精神分析によって、“無知な自分”を知りました。

精神分析の中に『自己規定』ということがあります。

優しく穏やかな自分もいれば、攻撃的な自分も、

真面目な自分と不真面目な自分もいます。

…相反したり矛盾したり、マイナスの自分、

それら全て自分だと認めるのは難しいことです。

特にマイナスの自分は認めたくないので、排除してしまいます。

…自分ではないと切り離して外に放り出した自分は他者に投影され

その人が気に食わないとか、腹が立つと言って嫌います。

…良い自分も悪い自分もどんな自分も、自分として輪っかをかけます。

嫌悪する対象が多いということは、それだけ嫌悪する自分が居るということです。

…自己規定とは自分の様々な自我を一つにまとめる作業です。

自己規定できれば、これから進む方向性が決まります。

ここで問題は、自己規定は自分一人では難しいことです。

完全に第三者の位置から、純粋に客観的に自己を表記するのは不可能です。

そこで要請されるの精神分析です。

人は本当に自分を知りたくなった時、精神分析の戸を叩きます。

全ては自分次第だとわかります。

自分が変われば世界が変わる。

納得のいかない、またはマイナスの自分を知り、規定したら、

それを否定し新たな自我(言語)を書き込み、書き換えることができます。

…この自己規定が自己愛へと展開・発展していきます。

 (メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。
 

https://archives.mag2.com/0001106260/20190101103000000.html 第106号 ラカン精神科学研究所メールマガジン

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2018年12月 2日 (日)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第105号(2018年12月1日)発行のお知らせ

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2018年12月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン105号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,105今月のメルマガのテーマは、信頼がもたらしたひねくれ者から素直です。
 

何故か子ども心に、この親の言う通りに生きたら大変な事になると

私はどこかで感じていたように思います。

 

親の言動を何かおかしいと思いながらも、言うことをきかなければ、

待遇が悪くなったり、怒られたりします。

訳のわからない言動、感情爆発。

そんな中で、親に飲み込まれないように必死で生き延びた。

そのためにはひねくれるしかなかった。

親という障害物に出来る限りぶつからないように、身を捩りながらかわしますが、

関わらない訳にはいかないのでぶつかり、傷もたくさん負いました。

結果、自己評価は低く、自信もなく、不安を抱え怯えながら生きた日々。

後に精神分析に出会い、自分と向き合い、自己に対する知を得ていきました。

また個人分析や精神分析の理論を学ぶ中で、

「素直が大事」、「素直が一番」と言われました。

ある時、私の背ほどあるガジュマルの木を見つけました。

普通はまっすぐに伸びる幹を、わざと人工的に曲げて仕立てありました。

私は曲げられた幹を面白い、味わいがあると感じました。

この木に自分を投影して見たということです。

嫌悪する対象が多いということは、それだけ嫌悪する自分が居るということです。

我が師スーパーバイザーに、「あなたはもう素直になった」と言われました。

その言葉を疑うことなく、「ああ、そうなんだ、よかった」と思いました。

24年に渡る長い付き合いの中で、精神分析を通して私を見てきてもらった

その人の言葉を嬉しい感情と共に受け取りました。

…分析者(我が師)に親のように私を育て直してもらった、

…精神分析だからこそ出来たことと考えます。

 (メルマガより一部抜粋)
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興味ある方はお読みください。
 

https://archives.mag2.com/0001106260/20181201105000000.html 第105号 ラカン精神科学研究所メールマガジン

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2018年11月 1日 (木)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第104号(2018年11月1日)発行のお知らせ

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2018年11月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン104号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,104今月のメルマガのテーマは、我が師大澤秀行著『病気は心がつくる』出版に寄せて」です。

117日、我が師(大澤秀行氏)が書いた『病気は心がつくる』が

論創社より出版されます。(2700円)

アマゾンで予約注文を受付中です。

 人には現象・現実の事実、つまり現象界における因果の結果と、

この現象とは関わりのないその人の“心的事実”があります。

…その例の一つ、オレオレ詐欺(振込詐欺)、

…これは人間には心的事実を優先する構造があるためです。

更に言えば、勝手に物語を作ってしまい、それを自分の事実にしてしまいます。

…現実にある現象をそのものとして見て認識しているのではなく、

見たいように見て、思いたいように思いそれを心的事実にして、

その人の意味・心が現象を作り出していることになります。

…ラカンによれば現実界に所属するのが肉体。

意味・言葉による心的事実が現実・現象をつくる、

つまり肉体をつくっているのは心的事実であることになります。

だから“病気は心がつくる”ということになり、これを“心身症”といいます。

…例えば、転移。

分析における転移と、病気の転移があります。

肉体の病気である転移は、ガン細胞が他の臓器に移ることです。

分析でいう象徴界における転移とは、

他者(分析者)を親とみなす感情の転移、同一視を指します。

…このメカニズムを心的に構造化しない人は、肉体で病気の形でそれをすると

著者である我が師は定義しました。

肉体で転移するのはガン細胞が転移していきます。

この治療法は、ガン細胞の転移を心的転移に変換することです。

…ただこれが簡単なことではなく、愛着対象をつくらなければなりません。

これができればガンは消えます。

これを精神分析を通して愛着を知り、心的転移に変換していきます。

実際にガンが消えた症例がいくつもあります。

 
(メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。
 

https://archives.mag2.com/0001106260/20181101102000000.html 第104号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


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2018年10月 2日 (火)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第103号(2018年10月1日)発行のお知らせ

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2018年10月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン103号発行しました。

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No,103今月のメルマガのテーマは、考えてこそ人間です。
 
我が師にいつも言われてきたことの一つに、「考える」ということがありました。
 

自分では考えているつもりでも考えていない、思考していないとは、

どういうことかを考えました。

その時、まず頭に浮かんだのは、

子どもの頃から、何かトラブルがあったりして

思った通り、予定通りに事が運ばないと、オロオロして

パニックになってしまうことがよくあったこと。

 

子ども時代から、父母、祖父母からよく怒られました。

それもランダムに脈絡なく、理不尽に突然。

今ならわかります、それが彼らのコンプレックスであり、

その時の気分によるものだと。

しかし子どもの私には、なぜ彼らが怒るのか、

その理由と原因がさっぱり分かりません。

 

…怒られる理由をいくら考えても分からないので、

子どもの私は考えることを放棄した。

以後、あらゆることを考えない・思考しない人間になってしまいました。

…パスカルの「人間は考える葦である」という言葉があります。

…考えることが人間の本質であるということ。

訳の分からないこと、納得のいかないことは恐いことです。

だからこそ、精神の科学といわれる精神分析に興味を持ち、

“かくすればかくなる”論理的世界に行きたかった、

それが私を牽引してくれました。

 
(メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。
 

https://archives.mag2.com/0001106260/20181001103000000.html 第103号 ラカン精神科学研究所メールマガジン

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2018年7月19日 (木)

分析家の語らい 34(ドラマ『チアダン』より:自分に必要な言葉)

7月から始まったTBSのドラマ『チアダン』を観ました。

このドラマの中で、

「(それが)出来るかどうかより、したいかどうかだ」というセリフがありました。

ハッと気付かされます。

今の私に言われているようです。

出来るか出来ないか、結果を自分で決めて思い悩むのではなく、

それがやりたいのなら、そういう自分になりたいのなら、

そこに向かって行くしかない。

自分の脳が限界決めてしまったのでは、出来るものも出来なくなる。

そうだよねと、一人気づき、反省しました。


ラカンのいう象徴界から、自分に必要な言葉が降り注いているといいます。

それを宗教的にいうなら、神の言葉です。

誰の上にも必要な言葉が降り注いでいますが、

それを受け取り聴き取るセンサーや能力がないと聞き流され、心に留まりません。

ラカンやフロイト、神がいつも側にいて観ていてくれる。

そして必要なときに、必要な言葉を、人を通して語りかけてくれる。

そう感じられることが、鴻巣に引っ越して増えました。


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2018年6月 3日 (日)

分析家の語らい32(『ボクらの時代』:漫然と生きてはいけない)

日曜日の朝、『ボクらの時代』(フジテレビ)を見ました。

この日はモーリー・ロバートソン氏、ディーン・フジオカ氏、

安藤忠雄氏の三名。


建築家の安藤忠雄さんは、

2009年に胆嚢・胆管・十二指腸にがんが見つかり、すぐに全摘、

5年後に膵臓と脾臓にがんが再発し、これも全摘。

5つも臓器がなくても建築家として今もなお仕事をしておられます。

その彼は「生涯、青春していたい」、

「そのために、体力と気力を鍛えなければいけない」と言います。

「希望・やる事があるから生きていける」と。

二度のがんと5つの臓器摘出にもかかわらず、

今も精力的に仕事に向かうには、希望とやる事があるから。

ただ漫然と何となく生きるのではないという事。

「いつも脳を使って考えろ」と我が師に言われます。


また、安藤忠雄氏は「地球儀を見なければ、自分のいる位置がわからない」

「日本の地図しかない人は終わり」とも言いました。

広い視野から自分を見る事が大事という意味に受け取りました。

自分の狭い考えだけで物事を見ていては、自分も人も世界も見えない。

平面の二次元ではなく、三次元で見るのでは、

見え方考え方が違います。

それは、二次元で生きている人はナメクジと同じ。

崖っぷちにいても、落ちかけるか、落ちなければその危険性がわからない。

宇宙のサテライトから見るくらいの広い視野から見る視点が必要と言われます。

この視点がラカンのいう象徴界を持つという事と理解しています。


自分の位置を知り、そこから自分はどこを目指すのか。

どう生きるのか、何を目指して生きていくのか、という事を

改めて考えさせられる朝になりました。


自分が出会う事、もの、言葉は全て自分に必要な事。

そういう場面、出来事、言葉に出会っていても

漫然と生きて、それを聴き取り、受け取る態勢がなければ、ただ流れていきます。

それを精神分析は教えてくれます。


もし今が楽しくなく、仕合せで無いならば、

どうなりたいか、どうすればいいかを考える事です。


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2018年6月 1日 (金)

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第98号(2018年6月1日)発行のお知らせ

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2018年6月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン99号発行しました。


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No,99今月のメルマガのテーマは、「言葉の力」-松岡修造氏に学ぶ- です。 
 
 
『松岡修造のテニス合宿20週年SP』(512日、テレビ朝日)を見ました。
 
…番組では、20年の間に松岡氏が発した数々の“名言”を振り返り、

それらの言葉が生まれた背景、そして錦織選手達、当時の少年たちが

その言葉から何を学んだのかをみていきました。
 
…今や世界で活躍する錦織圭選手も「修造チャレンジ」の出身です。
 
松岡氏は、「子どもの一番ネックになっているものを探して

言葉をストレートに入れてくれるときを探している」と言います。
 
その言葉は大人になった今も彼らそれぞれの心の中に残っていました。
 
私は20年位前、我が師から「人生のからくりを知りたければついて来なさい」

と言われました。
 
…『人生のからくり』とは…「人は、自分は何のために生まれ生きていくのか」、

「自分とは何者か」という事で、私はそれを知りたいと考えました。
 

それらを知って、私が私の存在や自分の人生に納得がいくことを望んだ。

そしてどう生きるかを自分で選び決める事。

それは余りにも理不尽で不条理な中で育ち、

何一つ納得のいくことが無かった事が大きいと思います。

 
 (メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。
 

http://archives.mag2.com/0001106260/20180601100000001.html 第99号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


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2018年5月 6日 (日)

分析家の語らい 30(甘えと依存:TOKIO山口達也氏事件)

5月2日、TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也は、メンバーの山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたことについて(1日に起訴猶予処分)、都内で会見した。

その前に、山口達也氏が会見で語った言葉、

「…甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのも彼らくらいしかいない歳にもなったので、

彼らを信じて、もし待ってくれている場所が、

私の席がまだそこにあるのであれば、

またTOKIOとしてやっていけたらなっていう……ほんとにすみません」

この言葉に対して涙ながらに怒りを露わにした松岡昌宏氏の言葉は、

山口の彼の甘ったれたあの意見は、いったいどこから生まれるものなのだろう」

更に、「自分が崖っぷちではなく、自分が崖の下に落ちていることに気づいていなかったのだと思います」

「その甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、そんなTOKIOは一日も早くなくしたほうがいい」と言いました。

また、山口氏は辞表をTOKIOのメンバーに託したという。

それに対して松岡氏は「ずるい」と発言しました。


山口氏には甘えの構図が見えます。

依存と甘えはセットですか、まさにこの通りです。

お酒に溺れ依存し、TOKIOのメンバーに甘えて、

起こした事件の重大性への認識も甘いと思いました。


アルコール症は四段階を経て嗜癖(耽溺症)に至るとされています。

第一段階は前アルコール症で、社交的に付き合いで飲んだり、緊張や嫌なことを忘れるために飲みます。

第二段階では隠れて飲み(主婦のキッチンドリンカーなどの例)、

記憶欠損、意識がなくなり記憶欠損が目立つようになります。

第三段階は価値ある全ての物を失う重大な危険性に直面しているように見えるため、決定段階といわれます。

自分でお酒を飲む事のコントロールが出来ず、昏睡・意識喪失に陥るまで飲み続けてしまいます。

昼間から飲み、周囲の人にはっきりと判るようになります。

第四段階は慢性段階といわれ、毎日飲みお酒を欠かす事ができなくなり、飲むためだけに生きているような状態になります。

外見に気を使わなくなり、自尊心を失い、自分の行動の全てに自責の念をもたなくなります。


山口氏の場合は、第三段秋の決定的段階から

第四段階の慢性段階に入りかけている状態と考えられます。

お酒を飲むことによって酩酊状態になるのは、

http://lacan-msl.com/diary3/2018/05/-29tokio.html" 分析家の語らい29で書いた、自他未分化な胎児の状態の再現であると共に、

もう一つは、思考を止める目的があります。

人間の悩みとは、ああすればよかった、あれがいけなかった

という考えが止まらない状態で、これに疲れ果ててしまいます。

いつまでもクヨクヨ思っても仕方ないと切り替えられれば良いのですが、

それが出来ないので、飲酒によって脳の機能を低下させ、

麻痺させるしかありませんす。

お酒が麻酔薬の役目をしてくれます。

緊張や不安が高い人は、それらを緩和するためにアルコールが多く必要です。

それは飲酒によってしか不快感を軽減できないで、

アルコールにしがみつき依存している状態です。

山口氏もこれらの無意識があったと考えられますが、

無意識は自分では気づけないので、

本人は自分でもなぜこんな事をしてしまったのかと悔み落ち込むばかりでしょう。

自分のものでありながら、自分では気づけない無意識は厄介で危険です。

この無意識を知って、仕合わせになりましょうというのが精神分析です。


アルコール依存症他、様々な悩みご相談ください。


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